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邯鄲の枕

昨日の夢のように忘れっぽくなった自分の備忘録

【しろうと目線】日本vsシンガポール (2018WCアジア二次予選)

ハリルホジッチ監督率いる日本代表のアジア二次予選の初戦となったホームでのシンガポール戦ですが、残念ながら0-0のスコアレスドローに終わってしまいました。

 

以下はテレビ観戦したしろうとの備忘録として。

 

youtu.be

 

対戦相手のシンガポール旧東ドイツ出身のベルント・シュタンゲ監督が2013年から率いてます。シュタンゲ監督は過去にはオマーンイラクといった代表チームも率いて事もある、よくいる「アジアを流浪する旧共産圏出身の戦術家」という感じ。

 

ちなみに東ドイツ時代にはマティアス・ザマーを指導していたようです。*1

 

シュタンゲ監督率いるシンガポール代表ですが、メンバーのほとんどはライオンズⅫという国策クラブの所属または出身です。

このライオンズⅫというクラブは非常にユニークで、U-23の選手+オーバーエイジ5枠の構成で、シンガポールの隣国、マレーシアのリーグに参戦しているそうです。

 

www.plus-blog.sportsnavi.com

 

シンガポールマラヤ連邦より独立した後もサッカーではマラヤ連邦の枠組みが維持されていた、というのはちょっと胸熱ですね。

 

旧ユーゴも統一リーグの話がチラホラ出たり消えたりしてますが、どうなんでしょう。 

偶然、6月16日付けの朝日新聞にはこんな記事も出ていましたが。

www.asahi.com

 

話がそれましたが、シンガポール代表は前節でカンボジア相手に4-0と快勝していましたが、色気を出すことなく日本戦では専守防衛につとめます。

 

フォーメーションは4-1-4-1で守備時にはディフェンスラインはやや高めに、MFのラインを低くし狭い2列のラインの間にアンカーが余る形で、ボールホルダーへも激しいプレスは掛けないゾーンディフェンスを敷きます。

攻撃時(もっともその機会は数える程でしたが)はどちらかのサイドに流れたFWにロングボールを出し、同サイドにインサイドハーフと逆サイドのサイドハーフがサポートするスタイルでした。

 

日本はハリルホジッチ監督のコンセプトである縦への早いパスを多用し、シュートまで持っていくのですが、シュート精度の低さや水際でのDFの身体をはったディフェンス、そして当たりまくっていたGKの前に得点を生み出せないまま0-0で前半を終了しました。

 

後半に入っても同様の展開が続き、状況を打開するため、ほぼ前線に吸収されていた香川を下げ、大迫を投入します。意図としてはおそらく大迫にキープさせて周囲のオフ・ザ・ボールの動きを高める意図があったと考えるのですが、次第に大迫も香川同様消えていったように見えます。

次にハリルホジッチ監督は前線が停滞していたため、効果的なパスを出せずにいた、柴崎に変えて原口を投入しますが、なぜか原口はそのまま柴崎の位置でプレー。

原口にはドリブル突破が期待されていると思うのですが、何故なんでしょうかね?これは。

最後に疲労度の高かった宇佐美を武藤に替えますが、結局前半のリプレイを見ているかのような展開で90分を終えてスコアレスドローでした。

 

言い訳できないほどの格下相手という事もあり、スタジアムでは日本代表に対するブーイングも聞こえており、「引いた相手を崩す」といういつもの課題が克服できない、という見方も出来るとは思いますが、そこまで悲観する事もないかと思います。

 

しろうとなりの根拠としては

・他の相手(シリア、カンボジアアフガニスタン)では集中力や技術的に同様の戦術は難しい。

シンガポールはアウェイという事もあり、割り切って専守防衛に徹する事が出来た。

・GKが神がかり的にあたっていた。

という所です。

 

勿論、最終予選に出てきそうなUAE北朝鮮のような中堅クラスの相手にこれをされると致命傷になりかねないので、今のうちに対策は練って欲しいのですが、メンバーはそれほど変わっていないにも関わらず、監督が代わる度に、同じ宿題を毎回だされるのがいつも不思議です。

今回の試合でもザッケローニ時代のような遅攻を試みても良かったのでは、などとしろうと目線では考えてしまうのですが、何か駄目な理由でもあるのでしょうか。

 

「私のサッカー人生で、このようなシチュエーションはない。説明するのが難しい」

www.footballchannel.jp

 

試合後ハリルホジッチ監督はインタビューでこのように語ったそうですが、確かにアフリカやリーグ・アンではここまでベタ引きの相手はなかなかいないと思いますが、

私のサッカー(観戦)人生では、このようなシチュエーションは既視感ありありでした。

 

 

 

 

*1:木村元彦「蹴る群れ」集英社文庫 23p